天台大師像 | 天台宗 長福寺|茨城県水戸市

天台大師像

天台大師像
員数 1幅
分類 絵画(掛幅)
本紙法量 縦93.5×横38.1センチ
品質形状 絹本着色
伝来 東照宮旧蔵 明治元年(1868)より伝来
制作年代 江戸時代
調査者 藤元裕二・藤元晶子

天台大師・智顗(538~97)は、実質的な中国天台宗の開祖である。日本でも古くから尊崇されてきた祖師であり、その画像も多い。本図は、正面を向いて礼盤上に座し、右手に如意を持つ天台大師の姿が描かれる。後屏が置かれ、上部には御簾が垂れ、その構成は伝統の枠内である。絵師は詳らかにならないが、後屏の水墨山水もうまくまとめられており、筆力の高い江戸期の仏画師と思しい。